「石炭化学」のテクノロジーで、未来に挑む
石炭は、鉄鉱石から鉄の成分を取り出す工程で欠かすことのできない材料です。かつて、熱源・動力源として時代を牽引し、産業の近代化に大きな役割を果たした石炭ですが、一時期、オールド資源と考えられていたこともありました。しかし、いま石炭は、様々な素材を生み出すことのできる豊かな可能性を持ったマテリアルとして注目されています。 燃料からマテリアルへ。それを可能にしているのが、JFEケミカルが取り組んでいる「石炭化学」です。 たとえば、石炭を乾留させることで得られる「コールタール」。 JFEケミカルの取り組みは、このコールタールに多種多量に含まれる芳香族化合物を蒸留・分離・精製することで、世の中の役に立つ成分・物質を取り出すことから始まりました。その中には、他では得られない独自の特性を持ったものもあり、私たちは、日々研究を進め、化学の力を生かすことで、社会が求める新しい製品を次々と創り出しています。